令和7年産米 初出荷セレモニ-

育苗期間の3月の下旬~4月中旬の気温がやや高く推移したことから、苗の生育は順調で、移植は4月18日頃から始まった。一方、早生品種では、育苗期間の4月下旬~5月上旬の気温がやや低く推移したことから、苗の伸長がやや遅れて移植も平年に比べてやや遅かった。移植が行われた日は風が弱く、植え傷みは少なく、活着は良好であった。

5月下旬~6月上旬が日照不足で経過したことにより、水稲の生育は平年と比べて、草丈が長く、茎数が少なく徒長気味であった。また、6月中旬の高温の影響により、一部のほ場で還元害や藻が各地で発生した。

6月中頃から天候が高温小雨続きとなり、幼穂形成期も平年に比べて5~7日程度早まり、ハナエチゼンにおいては、8月中頃に成熟期を迎えた。

昨年に続き、7月17日に滋賀県においても等級低下などをもたらす「斑点米カメムシ」注意報が発令され、全国29道府県で同様の注意報が発令された。

また、稲の生育で最も水の確保が必要な時期に高温続きとなり新潟はじめ東北、北陸地方において、渇水となり水田に水がなく白くなったほ場が見受けられ、地域あげて計画的な用水の確保の通達が地域や土地改良区等から発信された。7月18日以降、8月4日まで降雨がなく用水の確保に苦労した。
  
このような環境のなか、乳白米、斑点米、胴割米等の発生を心配いたしましたが、JA、関係機関等のご指導を受け安全で安心な良質米が出来上がったものと社員一同思っております。このハナエチゼンは、コシヒカリの孫にあたり、他のお米に比べてしっかりした食感が特徴なお米です。

本年は、令和の米騒動により消費者の皆様へいち早く、令和7年産米をお届けできるよう、取り組み本日を迎えることができました。

ぜひ、この機会に、今津のハナエチゼンをご賞味頂ければありがたいです。

ハナエチゼン刈り取り開始